すっぴん★

俊介がリュックの中から、愛用のスマホを取り出した。
急ぎ、アプリをタップしてカメラモードに。
液晶の画面に素の顔が映し出される。


「何か着けてもいい」


素は下着一枚だけを着けているだけで、乳房を両手で隠している。


「ブラと下は、着けてもらっても構わないけど・・・。後は、出来れ
ばそのままがいい」
「じゃ、ちょっと待ってね」


素は素早くジーンズを穿き、ブラジャーを着けると、スマホの前に立
った。
素の顔は、頬がまるで真っ赤な苺のよう。俊介は、思わずほっぺを食
べてみたい誘惑に駆られていた。


「おいしそう」


液晶の画面を見ながら俊介が、思わず呟いた。






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