表と裏の恋


「来年は…浴衣着てきてくださいね」

呟くように言った

えっ…?来年?
富樫くん見ると顔をそむけられる



「なんで顔そむけるの?」

あたしが追求すると



「それ以上言うとキスしますよ」

うっ…
あたしは黙った
そして、すぐに家に着いた


ふと、富樫くんの手があたしの頬を触れ
おでこにキスをされた



「それじゃ、また月曜日」

そう言って帰っていった


熱の残るおでこと高鳴る胸
触れられるだけでこんなにもドキドキする…

今日はドキドキしっぱなしだよ…

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