満月の人魚
「黒沢の家は代々人魚守りの家系だ。俺は物心ついた時から瑠璃を守るのが自分の使命だと聞かされてきた。でも、7年前、瑠璃は俺の目の前で連れ去られた。俺がガキじゃなかったら…俺に力があったなら…‼︎」
丈瑠は悔しさで顔を歪ませ、掌を強く握りしめる。
「今でも夢に見るよ、瑠璃が連れ去られた時の事。……でも、やっと見つけた。7年経っちまったけど、やっと逢えた。」
丈瑠が眩しそうに瑠璃の事を見る。その目は優しいもので、瑠璃は少し落ち着きを取り戻した。
「私は……なぜ連れ去られたの?」
仮に丈瑠の言うように自分が人魚だったとして。一体何の目的で連れ去られなければならなかったのか。
丈瑠は悔しさで顔を歪ませ、掌を強く握りしめる。
「今でも夢に見るよ、瑠璃が連れ去られた時の事。……でも、やっと見つけた。7年経っちまったけど、やっと逢えた。」
丈瑠が眩しそうに瑠璃の事を見る。その目は優しいもので、瑠璃は少し落ち着きを取り戻した。
「私は……なぜ連れ去られたの?」
仮に丈瑠の言うように自分が人魚だったとして。一体何の目的で連れ去られなければならなかったのか。