満月の人魚
「推測にすぎないが……AMANOは製薬会社だ。万病に効く妙薬と名高い人魚の血液が欲しかったか。或いは……不老不死を狙って。」
「不老不死?」
丈瑠の顔つきは再び険しいものへと変化している。
「……人魚は、生涯で一人だけ人間を不老不死に変える事が出来る。」
いよいよ話が瑠璃の理解の範疇を超えてきた。とてもじゃないが丈瑠の話を信じる事が出来ない。
(私が人魚……?不老不死ですって?)
訝っているのが顔に出ていたのだろう。
丈瑠が苦笑してポケットから一枚の擦り切れた写真を取り出した。
写真には、五人の男女が写っている。
右端には椅子に座った老人。その隣の、肩を抱き合って写っている男女は若夫婦といった印象だ。
若夫婦の前には10歳位の男の子がヤンチャそうな顔をして写っている。
「不老不死?」
丈瑠の顔つきは再び険しいものへと変化している。
「……人魚は、生涯で一人だけ人間を不老不死に変える事が出来る。」
いよいよ話が瑠璃の理解の範疇を超えてきた。とてもじゃないが丈瑠の話を信じる事が出来ない。
(私が人魚……?不老不死ですって?)
訝っているのが顔に出ていたのだろう。
丈瑠が苦笑してポケットから一枚の擦り切れた写真を取り出した。
写真には、五人の男女が写っている。
右端には椅子に座った老人。その隣の、肩を抱き合って写っている男女は若夫婦といった印象だ。
若夫婦の前には10歳位の男の子がヤンチャそうな顔をして写っている。