幼馴染、マネージャー、恋人。
ああ


この人は気づいてたんだ
気づいてて、気づかないふりをしてくれていた


私の心の何処かにまだ誠が居るということを


優しいキスが何度も降り注ぎ


「…ッ」

「痛いか?」

「痛いけど…幸せ」


初めて好きになったのも

初めて手をつないだのもキスも


初めての彼氏も


あなたじゃありませんでした



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