どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて




次の日、俺はお前と別れる決心をして

心を呼び出した。


言えることはごめんという言葉と

別れの言葉、それだけだ。


『この日だけは、特別な日だったから

一緒にいたかったよ……』


ごめんな、本当に。


『星野くん、私昨日たくさん考えたの』


傷つけてばっかりでごめんな。


『私のこと一番に選べないなら別れてほしい』


お前の、王子様になってやれなくて

ごめん。



それから俺は、涙を流して屋上を出る心を

追わなかった。


追う資格なんてねぇ。

もう側にいる資格もねぇから。
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