確信に変わるまで
本編


「悪い。他に女できた」


「は?」


「そーゆーことだから、俺の電話番号消しといてくれ」



私の反論も聞かずヤツは颯爽と店を出て行った。



注文した料理が出てきたばかりで一口も食べていないというのに。



理由も聞けず一方的に呆気なく終わってしまった恋。



学生時代からの5年のつきあいでそろそろこのまま結婚かなと思い始めていたのに…。



呆然とする私の目の前には2人分の料理。



仕方なく私はその料理を平らげたのだった。











< 1 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop