続・捕らわれ姫




「放課後まで掃除とか面倒じゃない?」



ニコニコしながら続く話に、合わせるべきか悩む。



「うん…そうだね」



……苦笑いになったかな?


舞ちゃん……こういう時どうすればいいの…?(泣)





「ふふっ それならー」


緩く巻かれた髪をいじりながらニッコリ笑った小池さんに、私は首を傾げる。



「私が代わってあげる!」



―――え…っ




「ねぇ、先生いいでしょ?

 生物係りだからって、放課後まで居残りさせるの可愛そうだよー」


言いながら先生に近づくと、後ろから抱きついた。


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