Nestle up to you
台所で夕食の片付けをしていたあたしに、
ソファーに座る貴方から声がかかったのは30分前。

「なぁなぁ、それ、まだかかるん?」
「ん~、もぉちょっと」

ふーん、なんて、気のない返事と共に貴方の足音が近づく。
背の低いあたしに逢わせて貴方は背を丸めて、
筋張った腕があたしの腰に回る。
貴方は肩にあごをのせてすねたようにつぶやく。

「あとでえぇやん
ちょぉ、こっちきて
こっちが先」
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