I want to Nestle up to you
夕食の片付けとしているお前に目をやる。
つけていたテレビからの笑い声がやけにうるさく感じて、
リモコンを手に取った。

静かになった室内でお前のたてる水音だけが静かに響く。

お前のつくるこの二人の空間はほっとする。

外から持ち帰ってしまった心の重みが軽くなってゆくようで。
思わず俺はお前の背中に声をかける。

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