愛してるよ、何よりも
「ふーん、じゃあ改めて今日が感動の再会って感じ?」
隆也さんの言葉に、私は黙ってしまった。
感動なんかじゃない。全然違う。
本当はこの場に来たくなかった。
「んー、それは違うな」
私の前に座る麗斗が、もう一度煙を吐き出しながら否定する。
何?何を言うの…?
お願いだから、余計なことは言わないで…。
しかし、私の思いは届かなかった。
「俺、美桜に振られてるから」
一瞬時が止まったように、麗斗以外の三人の動きが止まった。
えっ…?
麗斗、今何て言った…?