パツ子と甘えん坊くん。



するとそっぽを向いていたあたしに真琴が口を開く。



「今日、小夏が思ってること聞けて嬉しかった。まさか小夏がおばさんにまで嫉妬してるとは思わなかったけど」

「だ、だって普通彼女の母親とメル友にならないでしょ!?」



怒っていてもついツッこんでしまう。
それにも嬉しかったのか真琴はあたしを見て微笑んだ。



あたしはまともに真琴を見れなくて、顔を逸らした。



あたしだって真琴の思ってること聞けて嬉しかった。



あたしはよく男共にからかわれるから、男と話してるけどそれが真琴の嫉妬の種になってるなんて思わなかったから。



いつもは何ともない顔してるのに、心の中では深く嫉妬してたんだ、真琴は。



如何にあたしが迂闊だったのかが分かる。



でもあたしも本音を言ってくれて嬉しかったこと、怒っててもちゃんと言わないと。



真琴も嬉しかったって言ってくれたから、あたしも気持ち伝えないと。


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