パツ子と甘えん坊くん。



そして真琴の頭にバスケットボールが飛んできて、クリティカルヒット。



「はい、そこのバ彼氏の真琴くん!サボってないで練習しなさい!」



ボールを投げたのは菜緒。
それをバスケ部の先輩やら同学年の奴等が笑ってからかっている。



真琴はじゃあいってくると慌てたように走って行った。
その真琴の耳は赤くなっていた。



あたしの顔も当然ながら真っ赤。
さっきよりもかなり顔が熱い。



さっき叫んでた女子生徒達もこっちを見て、「あ、あれだよ!パツ子先輩!」と言ってあたしを指差す。



その声はかなりデカくて、周りにいた女子生徒からの注目の的。



恥の上塗りだ…!
真琴めー…!!



あたしはただ顔を赤くして、下を向くしかなかった。


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