パツ子と甘えん坊くん。
「何見てるの?」
「いや別に、相変わらず小さいなって思って」
な!?
ほんとに何なの!このハゲは!!
新年に最初に会って、あけましておめでとうも言えないのか!!
だったらあたしも言ってやんない。
「この季節には不釣り合いなハゲだね、ハゲ」
腕を組んでニヤリと笑ってハゲ太を見上げる。
「ハゲじゃない、丸刈り」と自分の頭を触りながら言ったハゲ。
どっちにしろハゲだ、バカ。
このやりとりで夏に真琴がハゲに嫉妬したことを思い出した。
やば!
またこんなやりとりを真琴に見られたらまた真琴が怒っちゃう!
「小夏ー、お待たせ」
そう思った時に帰ってきた、真琴。
ど、どどどどどうしよう!!
真琴に嫉妬されるのは嫌いじゃないからこのままハゲと絡んで…
それじゃダメだよ!