パツ子と甘えん坊くん。
うわっ、
めちゃくちゃ意気消沈してるんですけど…
こんなに分かりやすいと、こっちが対応に困る。
ホントに今にも泣きそうだよ、真琴。
「小出!小夏大丈夫かな!?熱出たってメール来たけど、生きてるよな!?」
「…ちょ、痛い…」
ユサユサと肩を揺すられ、私の中から出てちゃいけないものが出てきそう。
意識が朦朧とする中、真琴の言葉が引っかかった。
ん?真琴今、メールって言った?
小夏なら電話すると思ってたのに。
声絶対聞きたいと思ったのに。