パツ子と甘えん坊くん。
「小夏からメールで来たの?私には電話してきたけど?」
そう言うと真琴が目を見開いたのが分かった。
そしてガクッと肩を落とした。
あ、更に落ち込んだ。
まぁ、小夏のことだからどうせ携帯のスピーカーから風邪菌が放出されたら真琴に風邪が移るからとか考えたんでしょ。
(↑当たり)
この時、療養中の小夏がくしゃみしたことは私が知るはずもない。
だって真琴のお見舞いも、風邪移るから来るなって言ってたしな。
このことを思い出すと、私の中の悪魔が腹黒いことを思いつく。
散々イチャつきぶりを見せられてるからな、ちょっといじめてやるか。