パツ子と甘えん坊くん。



そして真琴はまたベッドに座った。



「ずっと小夏の傍にいるから大丈夫だよ?」



真琴はあたしの頭を引き寄せて、自分の肩にくっつけた。



いつもはあたしが肩を貸しているけど、今日はあたしが肩を借りている。



何かいつもと違うから、変な感じがする。



でも真琴の肩から伝わる体温が心地よくて、つい目を閉じる。



真琴の肩は筋肉がついていて硬いけど、それもまた心地いい。



真琴もあたしの肩に寄りかかる時、こんな風に感じてるのかな?



真琴の温かさにウトウトと眠気を感じてきた頃、



「…ねぇ、小夏?」



突然声をかけてきた。



あたしは預けていた頭を上げて、眠い目を擦りながらも真琴を見上げる。
すると自然と真琴と目が合った。



そして答えづらい質問が真琴の口から出た。


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