パツ子と甘えん坊くん。
菜緒はパーマのかかったボリュームのあるポニーテールを揺らして、いたずらっ子のように笑う。
小出 菜緒(こいで なお)16歳。
あたしのクラスメイトで友達。
男子バスケ部のマネージャーで、明るく元気なスポーツ少年ならぬスポーツ少女のような子。
世話好きで男子バスケ部の信頼も厚い。
ただ真琴のこととなると面白がってからかってくるのが、菜緒の本性。
でも菜緒が男子バスケ部のマネージャーだから、あたしは普通に毎日部活を見学出来る。
そこだけは菜緒に感謝してる。
朝練が始まった。
あたしは4ヶ所ある体育館の出入り口の内の1ヶ所の床に腰をおろし、階段に足を伸ばした。
始まってしばらくすると、男バスの朝練を見に早く来た女子生徒が体育館の周りに集まり出す。
男バスは学校の中でも人気で、男バスのイケメン目当てでマネージャーになる人もいるとか菜緒が困ったように言ってた。
マネージャー志望の子には個人面接をしてるらしい。
菜緒は変に真面目だなと思う。