*華月譚*月ノ章 姫君と盗賊の恋物語
「六の君よ。
お前はもう、どこに出しても恥ずかしくはない、やんごとなき姫君だ」
「まぁ………」
六の君は声に笑みを滲ませた。
「ふふふ、こんな瞳の色でも?」
茶化したように囁かれた言葉に、兼親は眉を下げる。
「む、まぁ、それについては………まぁ、あれだが」
(んまぁ、父上ったら。
誤魔化すのがお下手ね)
六の君は扇の陰で、声を出さずにくすりと笑った。
「まぁ、それはともかく」
兼親は気を取り直したように口を開く。
「お前も立派な姫君に育ったことだし。
一つ、喜ばしい話があるのだ」
「まぁ、なんでしょう」
お前はもう、どこに出しても恥ずかしくはない、やんごとなき姫君だ」
「まぁ………」
六の君は声に笑みを滲ませた。
「ふふふ、こんな瞳の色でも?」
茶化したように囁かれた言葉に、兼親は眉を下げる。
「む、まぁ、それについては………まぁ、あれだが」
(んまぁ、父上ったら。
誤魔化すのがお下手ね)
六の君は扇の陰で、声を出さずにくすりと笑った。
「まぁ、それはともかく」
兼親は気を取り直したように口を開く。
「お前も立派な姫君に育ったことだし。
一つ、喜ばしい話があるのだ」
「まぁ、なんでしょう」