ZERO 深淵が謡うセレナーデ
その声は必ず僕が困っている時に聞こえてくる。ある時、友達と一緒に隣町まで遊びに行って夕方になって帰ろうとしたが道に迷ってしまい皆泣いてしまい僕も泣きそうになったがその時、あの声が聞こえた。その声は男とも女とも分からない声でいつも声の印象が違った。声に従って歩いていると僕達を心配した親が探していて無事に帰ることができた。だがその声も僕が小学五年生の時にはもう聞こえることもなかった。幻聴かと考えたこともあったが、それでは納得することができなかった。結局今もあの声のことは何も分からなかった。
「ねぇ、鏡夜君、ボクの話し聞いてる?」
はっ!また自分の世界に入ってしまった。昔から難しいことを考えると周りのことが目に入らなくなってしまうのが僕の悪い癖だ。
「き、聞いてるよ!僕は幽霊とか超能力とかは少しだけ信じてるよ」
「そう・・・なんだ」
少し嬉しそうだ。
「でもどうして急にそんなこと聞いたの?」
「それはね・・・鏡夜君なんでボク鏡夜君の家の前で倒れていたかって言うとね・・・・・・・」またも黙り込んでしまった。
「そこまで言って途中でやめないでよ、凄く気になるよ!」
せっかく倒れていた理由を言おうとしている、この気を逃してたまるか!「・・・驚かないでね」彼女は決心したようだ。
「ねぇ、鏡夜君、ボクの話し聞いてる?」
はっ!また自分の世界に入ってしまった。昔から難しいことを考えると周りのことが目に入らなくなってしまうのが僕の悪い癖だ。
「き、聞いてるよ!僕は幽霊とか超能力とかは少しだけ信じてるよ」
「そう・・・なんだ」
少し嬉しそうだ。
「でもどうして急にそんなこと聞いたの?」
「それはね・・・鏡夜君なんでボク鏡夜君の家の前で倒れていたかって言うとね・・・・・・・」またも黙り込んでしまった。
「そこまで言って途中でやめないでよ、凄く気になるよ!」
せっかく倒れていた理由を言おうとしている、この気を逃してたまるか!「・・・驚かないでね」彼女は決心したようだ。