再愛 ーサイアイー




「終わったよ。」



美幸は、そう言うと逃げるように部屋を出ていった。




まだ、さっきの大胆な行動が恥ずかしいらしい。





「さて、俺も服着て、年越さなきゃな。」




俺は、脱ぎ散らかした服を着ると、美幸の待つキッチンへと向かった。










『3・2・1…明けましておめでとうございます』



テレビの女性キャスターが新年の挨拶をする。




「明けましておめでとう、瑠衣。」



「今年もよろしくな、美幸。」




それと同時に、俺の腕の中にいる美幸と挨拶を交わす。





< 206 / 404 >

この作品をシェア

pagetop