再愛 ーサイアイー
「じゃあ、行くか。」
「何処に?」
突然、美幸を下ろしてソファーから立ち上がる俺に美幸はキョトンとした。
可愛いすぎだ。
「決まってるだろ。初詣だよ。」
流石にさっきまで寝てたし、お互いに睡眠欲は無い。
「一緒に行く!」
最初っからそのつもり。
「ちゃんと厚着しろよ。寒さに弱いんだから。」
「はーい。」
いそいそと、パジャマの上からコートなどを着る美幸。
既にお風呂も入っているため、パジャマなのはしょうがないが、
「服もちゃんと着ろよ。」
寒さに弱いって自覚あるのか?
パジャマは薄いだろ。