再愛 ーサイアイー



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「相川さんいる?」



昼休みが始まってすぐに、私は数人の同級生の女子に呼ばれた。





「美幸……」



いつものように、昼食を持って屋上に行こうとした私と希望。




彼女たちの姿に、希望は心配そうに私に声をかけた。




私と優也のことを秘密にしていたのも許してくれた希望は



今でも、親友として一緒にいてくれる。





「はい……」



希望に大丈夫、と声をかけて彼女たちがいる教室の扉に行く。




「話したいことがあるから、ついてきて。」




私は、彼女たちに見覚えがあった。




去年、嫌というほど嫌がらせを受けた人たちーーーー瑠衣のファンクラブの会員たちだった。





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