恋愛時計〜君と過ごす時を〜



「そんなん誰も聞いてないしっ! どーでもいいから!」



するとそこへ、内田先輩が入ってきた。



「まあまあ、美里ちゃ…」



「大体、何で先輩達も混ざってるんですか!」



「……」



私が内田先輩の言葉を遮ったことに、うっ、と内田先輩がショックを受けているよう。



「賭けだよ。 この勝負、皆で300円ずつな」



「賭けって…」



まるで呆れる。



「仲良くなるのはいいですけど、部活の時以外でお願いします」



ため息をつきながら言った。



ほんと、この人たちは…



先輩達が出たあと、もう一度道場の中を見て回り、誰も居ないのを確認すると、自分も道場を出て、外から鍵をかけた。



「よし、帰ろ」



私は自分の家に向かって歩き始めた。



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佐野宮 琥珀、16歳。 県立石盛高等学校に通う、極普通の女子高生。 だったんだけど……。 ある日、私は同級生である月神 颯の回りに、何か青いものが渦巻いていることに気がついてしまった!! しかも、それは他の人には見えないみたいで…。 そのうえ、お母さんの形見である耳飾りを探していたら、不思議空間を発見。 好奇心だけで入ってしまったその世界には、何故か月神の姿もあって…!? 月神は“七神”とかいう組織の一員らしい。 “七神”なんて全くもって理解不能。 それからというもの、妖化(ヨウガ)とかいう化け物に襲われたり、剣術を叩き込まれたりで生活が一転。 私の女子高生LIFEがぁぁあ!!! *:゚+.。:*+.゚・+。.:* まだ完結はしていませんが、読んでいただけると光栄です\(^o^)/

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