Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜



「おぉ、屋上意外にいいじゃん」



咲は屋上につくと走り回りフェンスから身を乗り出して深く深呼吸した



「ほんとこどもみたい」



って声を出して笑ったはるちゃん



「美雨いいとこしってんじゃん」



わたしにそう言うと咲はゴロンと寝転がって



美雨もはるちゃんもおいでよって手招きした



「美雨行こ」



はるちゃんとわたしも咲の隣で寝転がった



「美雨ここで滝川と会ったんだ」



はるちゃんの言葉にわたしは青い空を見つめたままうんと答えた



ハッキリ覚えてるあの入学式の時のこと



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