Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜
「美雨?」
頭の上から声が降ってきた
顔を上げるとそこには黒い服に身を包んだ滝川くんが立っていた
「お前なぁ、んな顔すんなよ」
ってクシャっと笑う
よかった怒ってなくて
でも笑顔の奥にどこか悲しげな表情が見えた
「なぁ、美雨は俺がいても死のうとするのか?
俺がいても?
なんでなんだ、なんで....」
俯いた顔から一滴雫が落ちるのを見た
泣いてるのかな
「なんか言えよ、」