Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜



「泣いてるの?」



「おまえ....ざけんな‼︎!
俺がどんだけ心配したと思って」



わたしの胸ぐらをつかんで腕を振り上げる
その顔は見たことのない泣き顔だった



「いや!」



殴られると思ったのに殴られなかった



「わりぃ、カッとなった....
暗くなってきたな俺帰るわ」



手を放し涙を拭って向きを変えて歩き出す滝川くん



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