サヨナラのしずく
タクミさんを思えば死ぬなんて考えられないけど、この先生きていけるのか不安になる。



一生俊平を忘れられずに過ごすことがとてつもなく重荷に感じた。





今日も病院に来ていたけど、母親に手を伸ばすことが出来なかった。



でも明日は…明日こそはと思う。



そう思って、今日も病院から出た。




もう明日が来ないことも知らずに…。






< 313 / 358 >

この作品をシェア

pagetop