溺愛王子とヒミツな同居
「一緒に、寝てもいい?」
すっげぇ恥ずかしがり屋のくせに、変なとこで積極的なまりやに、不意打ちでおでこ、頬にキスを一つずつ落とす。
ゆっくりと目を開いて視線を合わせたら、りんごみたいに真っ赤なまりやが、何か言いたげに小さな唇を開いては閉じを繰り返す。
「そんな顔しても、もう何もしてやらない。俺を翻弄してくれたバツ。
今度こそ、大人しく寝て下さいよ。まりやさん」
柔らかな頬を指で突いて遊びながらお願いすると、ズルズルと掛け布団を口元まで手繰り寄せて、コクンと頷いた。
「ん。おやすみ、まりや」
「……おやすみなさい」
優しく髪を撫でてやると、気持ちよさそうに目を閉じる。
しばらくすると、小さな寝息が聞こえてきて、俺に可愛い寝顔を見せてくれる。
安心しきって眠るまりやの寝顔を横から見ながら、俺もいつの間にか目を閉じて、眠りについていた。