ゴッドネス・ティア
「僕はとりあえず香月とリーダー同士これからのことを話し合うかな。
ファン様の使者御一行の人達がとんな奴らなのかも気になるし…」


「ファン様の使者って確かまだみんな子供だったよな?あ、大人も一人いたか」



レイがそう口にした瞬間、遠くにいる仏頂面の剣士がくしゃみをしたそうな。



「うん、ファン様も何か考えがあるんだろうね。……涙の石、まだ見つかってないといいんだけど」



ウィルの放った一つの単語に辺りは静まり返る。


自分達の目的の物品、涙の石。



「まあ、僕達…『国王国家男五大騎士団』だったら楽勝だね。」



一つ、笑みを零して、四人を見据える。


四人も小さく口元をつりあげ、




「…まあな」








薄く微笑んだ。









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