危険BOY'Sにキスをして。

(キーンコーンカーンコーン…)

チャイムと同時に、放送が流れる。

『昼休み終了10分前になりました。
 生徒は、速やかに 運動場の応援席にお座り下さい。』

あたしは 屋上を出た後、 屋上へと続く階段に 独り座っていた。


どれくらいの時間が経ったのだろう。

屋上からは…
優子達の笑い声が 嫌に耳に響いていた。


それでもあたしは、
その場から動こうとはしなかった。

理由はただ一つ。
身体が動いてはくれなかったから。


放送を聴いたあたしは、
左手に鞄を持って
広い広い運動場へと 走っていった。

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