危険BOY'Sにキスをして。
「馬鹿だねぇ、絵梨ちゃんも。」
「はぁ!?」
横から聞こえた、ヨウの声。
「後先考えて行動しろってことだ。」
「……」
そう言って、自分の席から立ち上がって 何処かへ向かうヨウ。
何かいつもと違う気がした。
…そうだ。
ヨウが席を立つ際 あたしの頭にポンッと手を置いたのだ。
「意味分かんない…」
服を破ったのはあたしだ、と思っているヨウ。 服を破ったのをあたしだ、と仕向けた優子。
“あたしの味方はいない”
そう思っていた。
…だけど。
「キットカット…」
ヨウが手を置いた あたしの頭には、1袋の小さなキットカットが置かれていた…。
「きっと勝つ、か…
ふふ」
あたしの口から小さな笑みが溢れた。