危険BOY'Sにキスをして。

「樹だよ、樹。」

ああ、イツキか!


「イツキが哀しむわけ…
 ん?ちょっと待て。」

何で二葉くんが、イツキをツッキーって馴れ馴れしく呼ぶの?


「イツキとは、どういった御関係でしょうか?」

「なんで敬語?まぁいいけど。
 ツッキーと俺は、小学校高学年からの付き合い。」

「へぇー…」

U・RA・YA・MA・SI・I☆
…っじゃなくて!


「高学年からの?小学校最初っからじゃなくて ?」

「ああ。色々ワケありでな。」

「そうなんだ…」

何か暗い過去がありそう。
でも、足踏み入れたら悪いよね…?


「で、何でイツキが哀しむわけ?」

よし、話を戻そう。


「ツッキーと付き合ってんだろ?
 だったら彼女が悩んでて気にならない彼氏 はいねーだろ。」

「そっか…」

いやいやいや、おかしいよね!?


「あたしとイツキが付き合ってる!?」

何で知ってんの…!?

「“何で知ってんの”って感じだな。」

はい、ごもっともです。


「言ったろ?古くからの友人だって。」

…そっか。
イツキ、二葉くんにあたし達の関係教えたんだ 。


「イツキ喜んでたぜ?
 2年間片想いしてた恋がやっと叶えられた、って。」

「え…」

あのイツキがそんなこと…


「イツキあんな態度だけど 本当にすももっちのことが好きなんだよ。」

「……」

なんだろう、この気持ち。


「生徒会長とこの頃親しいけど ツッキーとの関係壊すんじゃねーよ?
 ツッキー哀しむし、俺も応援してた意味が無 くなっちまうから。」

「う、うん…」

「応援してっから!」


応援してくれる友人がいて 嬉しいはずなのに…

何故だろう?


…無感情。

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