危険BOY'Sにキスをして。

「7組優勝するぞー!」
「「「おー!」」」

あたし達、3年の出番になった。

やっぱり皆、やる気あるな…


「いーち、にーい、さーん、しー、ごー、ろーっ…あー! 」

最初の1回目は、5回。
クラスがまとまっているのか、 初めてにしては 良い回数だ。


「いーち、にーい、さー…」

しかしそう上手くいくはずもない。


…それより。

「痛…」

やばい。
ジャンプする時、誰かのかかとが当たったみた いだ。
靴を履いているので、かすれた所が摩擦で火傷 した。

痛い…

「いーち、にーい、さーん、しー…」

(皆が頑張ってるから こんなことで諦めちゃダメ…)
あたしは、自分にそう言い聞かせた。


「3位、11回で7組。」

やっと終わった…
安心と同時に、あたしの足は痛みを増していた 。

「救護テント行ってくるね。」

そう友達に一言言って、救護テントを目指した 。


かすり傷、少しの流血。
そして、内出血による青あざ。

見た目はそれ程痛くないが、 ジンジンと痛みは伝わった。

「だから、体育大会は嫌なんだよ…」

運動が苦手な私。
怪我をしたら尚更、だ。


「先生、怪我したんですけど…」

そういって、保健の先生に手当てしてもらった 。

怪我の割には、大袈裟なガーゼとネット。


あー… もうすぐフォークダンスだ。

痛い。
歩くの嫌だ。

でも、しなきゃいけない。


「怪我なんかしなければ…」

私は、再び応援席に向かった。
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