シンデレラのSweetなお時間
「うん、美味い」
「ほ、本当ですか?」
「あぁ。俺の作っていたオムライスとは違う物みたいだ」
「……」
どんなオムライスを作っていたんだろう…聞きたいけど、聞けない。
そう思いながら、私もオムライスを一口食べた。
「料理苦手なんですね」
「料理だけが苦手なわけではない。家事全般が苦手なんだ」
「でも家の中こんなに綺麗にしてるのに…毎日シャツもスーツもシワないですし」
「あぁ。部屋掃除をすると余計散らかるからハウスクリーニングを週一で頼んでいるし、洗濯物は全てクリーニングに出している」
「えっ…ええ!?下着や靴下もですか!?」
「当然だ」
「……」
どうやら彼は筋金入りの不器用らしく、普段の完璧さもプロの腕なのだと知る。
(でも調理器具や掃除機はあるから、やってみようと挑んではいるんだ…)