シンデレラのSweetなお時間



「いいか?お前はあの堅物野郎が見つけた原石なんだよ」



「原石…?」



「お前みたいなもさくて暗い石ころがここまで化けるなんて誰が思う?俺なら思えねぇ。こんな奴磨いてもせいぜい汚い石ころが綺麗な石ころになるくらいにしか思えねぇ」



「って石ころには変わりないじゃないのよ」



「けど、それを見極められたくらいあいつはお前のことを見てたんだろ」



「……」





『座っていても立っていてもいつも背筋が伸びていて、綺麗だと思った』

『真面目でコツコツやるタイプだから信頼も出来る』





そう、だ

以前も言っていた

彼が私を選んでくれたのは、見ていてくれた証だと

分かっていたのに

その気持ちを信じることすら、忘れて




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