シンデレラのSweetなお時間
「航。準備出来たわよ」
「…相変わらず別人だな。女の化粧ってのは下手な整形より恐ろしい」
「可愛い、の一言くらい言ってあげないからあんたはモテないのよ」
「あぁ!?なんだと!?」
「よ、よろしくお願いします」
騒ぎ出す二人に小さく頭を下げる私に、航さんは撮影を始めなければならないということを思い出したようにチッと舌打ちをしてカメラの前に立つ。
「…んじゃ、とりあえずそこの椅子座れ」
「はい」
視線が示す木製のアンティークな形の椅子に私はスッと座った。