シンデレラのSweetなお時間
「…すみません、」
「まぁまぁ、文乃ちゃんもちょっと休憩しましょ。そうだ、コーヒー買ってきてあげる」
肩を落とす私にハルミさんは気遣うようにガウンを羽織らせ、ちょっと待っててねと部屋を出た。
「……」
「……」
残された私と彼の間には、流れる少しの無言。
そんな中彼は私の近くへとゆっくりと近づく。
「まだ二度目の撮影だ。緊張するのも仕方ない」
「…すみません」
航さんは怒らせて
ハルミさんには気を遣わせて
澤村主任にも、気遣わせてる
(…ダメだ、私)
迷惑をかけてばかり。
やっぱり、見た目が変わっても中身はそのままで、この前のことが偶然上手くいっただけ。
ダメなままの、自分。