ハッピー☆ウエディング
あたしは、男に腕を引かれ大広間から出た廊下を歩く。
さっきまでの騒ぎが嘘のように、静寂に包まれている。
あたしと男の足音しか聞こえない。
来るんじゃなかった・・・・・
あたしは後悔の念に襲われた。
普通なら、ここで誰かが助けてくれるはずなのに。
何で誰も来ないの!?
フロントの前を通る。
でもそこには誰もいない。
「葵ちゃん・・・・・」
不意に男に名前を呼ばれた。
あたしはそれだけで身体が強張ってしまう。
そしてゆっくりと男を見上げた。