LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
あの時……

後悔と自責の念にとらわれて、

あの日柊がもう戻らないことを覚悟したあの日。

別れる原因になった事のほんとうの理由をコイツから聞かされて

彼女に伝えてしまった。

彼女にこれ以上アイツを引きずってほしくなかったことと、

彼女の本当の笑顔に会いたかった?

いや、それより、

男としてコイツに同情してしまったのだ。

けれど、

覚悟しながらも神に祈ったのを覚えている。



神様が聞いてくれたのか、

なる様になったのかは定かじゃないけど、

その日のうちに

柊は戻ってきた。

お土産いっぱいかかえて……







< 110 / 272 >

この作品をシェア

pagetop