LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
。*.。*.。*.。*.

食後、改めて仕切り直し、

僕が何者であるか事情聴取。


もちろん

その覚悟で来たのだから。



「…… 物心ついた時には母はいませんでした。

 父は、忙しい人だったので、

 家族は祖母と兄二人です。

 兄二人はそれぞれ独立して、

 祖母も、現在老人ホームに入っています。」


「まあ、お母様はお亡くなりに?」


「いえ、何処かで生きていると思います。

 僕にとって母親はいない人です。

 きっと僕の事なんて忘れてると思います。」


「そ、そうだったの、

 ごめんなさい、あまり言いたくないわね。」


「いえ、今日は全てをお話しするために来ました。

 気にされないで下さい。」


「じゃ、じゃあお父様は何を?」


「父は芸能の仕事をしています。

 あの……

 「神宮零斗」をご存知ですか?」


「「「神宮零斗!!!」」」


僕以外の人全員の声が揃った。







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