LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
電話の後、どうにも挙動不審になっている僕に

課長が気が付き、

「どうした、神宮体調悪いのか?」


体調不良を心配してくれたのをいいことに、


「今朝からどうも熱っぽくて、

 皆さんに移すと申し訳ないので、病院に行ってもいいでしょうか。」


「ああ、そうしろ、社長たちには上手く言っておくから、

 そのままホテルで休むといい。」


「有難うございます。」


僕は脱兎のごとくその場を後にすると、

新幹線に飛び乗った。


いまなら電車を乗り継げば、夕方までにはアパートに着く。


柊が今どこにいるのか、携帯に電話したが、

電源が切られているのか連絡が取れない。


会社にも電話したが、

外出中としか教えてもらえず、

不吉な電話の内容をぐるぐると頭に巡らせ、

どうか無事でいてくれと、

イライラしながら新幹線の席を立ったり座ったりしていた。


隣に座った年配の親父が、

訝しげに見ていたが、

僕と目を合わせた途端

妖しい行動を取る男と関わらないように視線をそらした。

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