LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
アパートに戻ったが、

やはりまだ帰っていない。


再び会社に問い合わせると、

外出後、会社に一度戻り仕事をしていたようだった。


ショップで打ち合わせをしてから直帰とか、

取りあえず、足取りがつかめてホッとした。、

拉致監禁とかそういう心配はなさそうだ。


結局

いてもたってもいられなくて、

かれこれ一時間、駅前で僕は待ちぼうけだ。


「はあっ」


いったい何度めだろう、ため息をついたのは。


ったく、柊が携帯の電源さえ入れておいてくれればこんなに心配しなくて済むのに。


まさか、僕がいないのをいいことに、帰らないとかないよね?


電車が付きパラパラと降りてくる人達の最後に、

ゆっくりと歩いて来る人の姿を見つけた。


柊だ。


走り寄りたい気持ちを抑え、彼女が俺の前を通るのを待つ。


俺を見つけてびっくりする顔が見たい。


なのに、

事もあろうか俺の前を無言で通り過ぎようとした。


おいっちょっと待てよ!


慌てて掴んだ彼女の腕、

その瞬間!


悲鳴とともに振り上げられたバックは僕の顔面に命中した。



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