LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
真っ赤になって、

俯いている柊は、

覗きこむ俺をシッシッと手で、追い払った。


「あああっ

 恥ずかしすぎる、

 話の先読みして

 で、勘違いして、

 1人で興奮してっ」


「ごめんてっ!」

「もうっ

恥ずかしいて言ってるでしょ、

見ないでよ!」



へえ~っ

いじけてる?

こんな柊珍しい。

ヤベ、かわいいんだけど

逃げ回る柊を追いかけまわしてはがいじめにして喜んでしまう

僕ってSだったっけ?

「やだ、彗ってば」

「こんな可愛い柊見せられちゃ、

 ちょっと我慢できない。このまま押し倒していい?」


「やだってば、

 ふっ…ん」

半分泣き目になってる彼女に

興奮している俺は、

無理やり唇を奪う。

「ぐっはっ」





腹部に衝撃が走る。

柊のパンチが決まった瞬間だった。









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