LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
何日たっただろうか、

いつもと違う店員達の様子に、

「何かあるんですか?」

尋ねる。

「本部から店舗チェックが来るの。


基本は売れ筋や商品補充のチェックなんですけれど、

店員のマナーとか接客の様子も見られるからみんなピリピリしてるの、

バイトの子はあまり関係ないから何時もどおりでいいからね。」


「あの、なんていう名前の方ですか?」


「ええとね、安藤さんと高木さんて人が担当だけど……

 今度変わるとか言って…


 あれ?知ってる人でもいるの?」


「え?いえ、なんとなくです。」


「そう、ごめんなさい時間ないからいいかしら。」


「はいお手間取らせてすみません?」

店長はいいのよと少し頬を赤らめて、

忙しそうに倉庫の方へ入っていった。


「やっと会えるな。」

僕にあったら彼女はどんな顔をするだろうか。

再会への期待で、

コーヒーサービスをする声が弾んでしまう。









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