LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
「帰りませんよ。


 ご飯食べるんです。

 
 材料だって一緒に買ってきたんです。


 ワインだって奮発しました。


 全部僕のおごりです。


 一緒にたべる権利があるんです。」


負けるもんか、精一杯虚勢を張って睨んだ。


「お、そうか鍋かあ

 じゃあしょうがないな。


 柊。

 早く作れ」



はあ、何言ってんだこの男。


「ほら、好青年早く入れ!」


「ごめん彗くん。」


「いいえ?

 いい機会じゃないですか。

 どっちが本気かはっきりさせましょうよ。」


ピンチはチャンスというじゃないか、

柊を手に入れるチャンスになるかもしれない

それに二人を残して帰るなんてありえない。
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