【BL】初恋いただきます。
「はい、どうぞ。」
「どうも。んー、美味しい!」
「それは良かったです。」
凪さんは優雅にコーヒーを飲む。
まじまじとその横顔を見ても……
やっぱり要さんとそっくり。
双子なんだから当たり前だろうけど、なんか不思議な感じだ。
「ん?どうかした?」
凪さんが俺の視線に気がついて、微笑みかけてくる。
「い、いえ!何も……ただ、本当に双子なんだなって」
「正真正銘双子だよ。あ、何?もしかして要、俺のこと言ってなかった感じ?」
凪さんが要さんに視線を向ける。
「言うわけないだろ。」
「ほんと冷たいよなぁ。二人きりの兄弟なんだから、もっと仲良くしようよ?」
「お前がよく言えたものだな。」
な、なんか喧嘩が始まりそうなんだけど……。
「そんなに俺が嫌い?」
「ああ、この世で一番な。」
「酷いなぁ。涼くん、どう思う?」
どうって……
ここで俺に振りますか…。
「まぁまぁ、二人とも落ち着いて。」