闇龍~最強の女~
──in屋上

この学校には、大きな時計台がある。

その時計台の壁まで歩いていった美海。

壁に両手をつき、グッと押す。すると…

─ガコン

壁がへこんだ。

…って、へこんだ!?

なんなんだ…?

長方形の形でへこんだ壁。

へこんだ壁は、

ちょうど、ドアと同じくらいの大きさだった。

美海はそっと両手を離して、静かに、

美「我、そなたの名を知る者なり」

と、言った。

──ゴゴゴゴゴ…

美海が言い終わったとたん、

へこんだ壁が横にずれ始めて…

階段が現れた。

『こんなとこが…』

美「斎さんが、作ったんだと。

  らしいよな」

確かにな。

恵「すごいですね…」

綺「ここなら、隠れられるね!」

美「だろ?とりあえず、降りよう」

俺たちは、階段を降りていった。

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