闇龍~最強の女~
綺「いいの?美海」

『…あぁ。あいつらなら信じられる。

 昨日さ…』

俺は昨日の出来事を綺羅にしゃべった。

綺「そんなことが…

  てか、一緒に寝たぁ!?」

『なんかよく眠れた』

綺「そこはまぁ今はおいといて!

  なんもなかったの!?」

『へ?なんもなかったけど?なんで?』

綺「いや、だから、その…

  (しまった。この子鈍感で天然だから

   自分が襲われるとか考えてないのか…)

  うん、やっぱりなんでもない」

『?』

なんだったんだ?

綺「…んで?話変わるけど、言うの?

  闇龍と光龍のこと…」

『あぁ、信じられるとはいったが

 それで離れるならそれまでってことだ。』

綺「あいつのことは?」

『今はまだ話さない。

 必要になったら話す。でも…

 できるなら、巻き込みたくないな』

綺「そっか…。

  わかった!」

明るく元気な綺羅。

いつも俺の側にいてくれる。

大切な人。

『綺羅』

綺「ん?」

──チュッ

──ギュッ

ほっぺチューしたあと、綺羅を抱きしめた。

『ちょっと甘えるー…』

綺「あはっ!かーわいいー!」

『綺羅、ありがとう。

 大好き』

綺「私もー!大好き!」

綺羅、ありがとう。

綺羅がいてくれて本当によかった。



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