魅惑の果実
美香ちゃんのマンションに着くと、ドッと疲れが出た。
ソファーに深く腰掛けると、自然と漏れるため息。
この短時間で色々あり過ぎでしょ。
「遠慮なくくつろいでねぇ」
「あ、はい」
遠慮がちにソファーにちょこんと座る美羽。
こんな顔だったっけ?
寮に入って美羽とは殆ど顔を合わせてない。
こんなにマジマジと見たのは子供の時以来かもしれない。
「ってか、最後のあのイケメン誰!?」
ドカッとソファーに座った明日香が身を乗り出す。
そういえばスッカリ忘れてた。
まだ面倒ごとが残ってた……。
「声かけられて、暇だったから取り敢えず話してた。 翔がいなかったらVIPに入れなかったかも」
「VIPのカード持ってたの!?」
「お偉いさんの子供みたいだったよ。 ってか入れてもらった代わりに、今度会わなきゃいけないんだけど……マジで面倒臭い」
「えぇ!? 私も会いたい!!」
「じゃあ友達連れてきてもらって四人で会う? その方が私も助かるし」
「いいの!? やったぁ〜!!」
デートとは言ってたけど、二人きりでとは言われなかったしね。
それで終わりにしよう。
ソファーに深く腰掛けると、自然と漏れるため息。
この短時間で色々あり過ぎでしょ。
「遠慮なくくつろいでねぇ」
「あ、はい」
遠慮がちにソファーにちょこんと座る美羽。
こんな顔だったっけ?
寮に入って美羽とは殆ど顔を合わせてない。
こんなにマジマジと見たのは子供の時以来かもしれない。
「ってか、最後のあのイケメン誰!?」
ドカッとソファーに座った明日香が身を乗り出す。
そういえばスッカリ忘れてた。
まだ面倒ごとが残ってた……。
「声かけられて、暇だったから取り敢えず話してた。 翔がいなかったらVIPに入れなかったかも」
「VIPのカード持ってたの!?」
「お偉いさんの子供みたいだったよ。 ってか入れてもらった代わりに、今度会わなきゃいけないんだけど……マジで面倒臭い」
「えぇ!? 私も会いたい!!」
「じゃあ友達連れてきてもらって四人で会う? その方が私も助かるし」
「いいの!? やったぁ〜!!」
デートとは言ってたけど、二人きりでとは言われなかったしね。
それで終わりにしよう。